特定社会保険労務士になる

このサイトでは、社会保険労務士の独立・開業についてお話していますが、開業型社会保険労務士にも区分があります。ここでは、通常の社会保険労務士とは違う「特定社会保険労務士」について語りましょう。

「特定社会保険労務士」の制度は、正式にスタートしてまだ10年とたっていません。新しい制度のためまだ全国的に人数はまだ少数ですが、どんどん増えていくという意見もあります。なるのだったら早いほうがいいかもしれません。

ところで、その特定社会保険労務士のやることとは? 労使紛争の防止や解決、ですね。
社会保険労務士は、社会保険法や労働法の知識を活かして企業のために活動しますが、特に「企業のような使用者」と「従業員のような労働者」の間に入って、紛争をいい方向に導いていく役割を果たすのです。

ここでのポイントは、ただ相談に乗ってアドバイスをしたり、法的な手続きを代行したりするだけではないこと。使用者ないし労働者の依頼があれば、代理という立場で交渉を請け負うことができます
日本の法曹では、代理を務めるという仕事は以前よりかなり限定されてきました。弁護士しかそのような仕事を受けることはできないという時代が当たり前のように続いてきましたが、特定社会保険労務士になれば、労使紛争の場合に限り弁護士とほぼ同じ役割を果たせるように変わったのです。

最近は、「ブラック企業」が社会問題化していますね。賃金の未払いのような問題が各地で発生しています。特定社会保険労務士に寄せられる役割は大きいですし、社会への貢献度もとても大きいといえます

では、特定社会保険労務士になりたいなら?
「社会保険労務士試験に受かり、登録して一般的な社会保険労務士になる」→「社会保険労務士会が主催する特定社会保険労務士のための、特別研修」を受ける」→「指定された試験を受けて合格する」、
という段階を追うことが必要です。
ただし、それほど難しい道ではありません。仕事の多様性を高めたいなら、開業してから目指すのもいいでしょう。