社会保険労務士は、出題範囲が広く覚えなければいけないことが沢山あります。
ですので、ポイントを抑えながら、効率的に学習していかなくてはいけません。
闇雲に勉強しても挫折するだけです。
例えば、学習する順番です。
社会保険労務士は、労働基準法からはじまり、
各種労働・社会保険、国民年金法、
厚生年金保険法、一般知識となっています。
そのことにはきちんとした理由があり、
好きな科目から学習して良いと言うわけではありません。
社会保険労務士の概念は、労働基準法がベースとなっており、
まず労働基準法を理解してなければ、先の学習がチンプンカンプンになります。
また、年金に関しては、国民年金と厚生年金に分けられ、
年金の基礎は国民年金で、それがベースとなり厚生年金があります。
ですので、はじめから厚生年金の学習をしても意味がわからないので、
国民年金から学習をはじめなければいけません。
もちろん、ポイントを抑えて学習するというのは、順番だけでなく、
内容にも言えることです。
例えば、社会保険労務士の本試験の8割は過去に出題されたような基礎的な問題で、
残りの2割は出題範囲が絞れない難問です。
ということは、その8割の問題を確実に解けるようにしっかりと学習しなければなりません。
しかし、中にはその2割の難問ばかり解こうとして、8割の問題を疎かにする人がいます。
その結果肝心の8割の問題が解けず、不合格になっていくのです。
社会保険労務士の学習で重要なのはどうすれば合格点に届き、
どうすれば最小限の学習量で合格できるのかしっかりと考える事です。
別に全てを覚える必要はありませんし、
というよりも覚えられません。
何故このようなことを言うのかと言うと、このサイトを見てくれる方の中には、
独学で勉強する方もいると思うからです。
独学の場合は、こうした当たり前のことを知らずに学習して挫折していくので、
きちんとした基本を身に付けてほしいのです。
ですので、独学で勉強される方は、
様々な情報を集め、しっかりとした準備をしてからスタートして下さい。